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些
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ささ
ふりがな文庫
“
些
(
ささ
)” の例文
小さい崖になつてゐて丸胴の埋め石へ苔からしぼられた清水が垂れる
些
(
ささ
)
やかな音だ。そこは四尺とない下駄をぬぐところである。
名園の落水
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
雪田はいつか又私達を狭い
山脊
(
やまのせ
)
に導いた、巨巌の上を
躋
(
のぼ
)
って間もなく岩を敷き詰めた
些
(
ささ
)
やかな平らに出る、そしてそこに見覚えのある一本の標木と
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
ほんの僅かばかりの、
愼
(
つつ
)
ましい祈願をかける人人の神神は、同じやうに
愼
(
つつ
)
ましく、小さな
些
(
ささ
)
やかな
祠
(
ほこら
)
で出來てる。
宿命
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
いま
噂
(
うわさ
)
に上った二階の二番の前をなにげなく通って前後を見廻してから、そーっと障子の傍へ立寄ると、持っていた太い針のようなものを
嘗
(
な
)
めて
些
(
ささ
)
やかな穴を障子の隅へあけて
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
些
漢検準1級
部首:⼆
7画
“些”を含む語句
些少
些々
些事
些細
些末
些子
些程
些中
些細事
露些
一些事
今些
些額
些許
些計
些箇
些末事
些末主義
些技
些小
...