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『名園の落水』
ふりがな文庫
『
名園の落水
(
めいえんのらくすい
)
』
曇つた十月の或る日。 いつか見て置きたいと思つてゐた前田の家老であつた本多さんの庭を見に行つた。誰かに紹介をして貰ふつもりだつたが、それよりも直接にお庭拝見といふふうに名刺を通じた。五万石を禄してゐた本多家はいまは男爵である。幸ひ取次ぎが出 …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
些
(
ささ
)
彫
(
ぼり
)
佇
(
た
)
捌
(
は
)
潺湲
(
せんくわん
)
何日
(
いつ
)
何時
(
いつ
)
拵
(
こしら
)
総檜
(
そうひのき
)
龕塔
(
がんたふ
)