“井戸辺”の読み方と例文
読み方割合
いどばた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井戸辺いどばたに出ていたのを、女中が屋後うらに干物にったぽっちりのられたのだとサ。矢張やっぱり木戸が少しばかしいていたのだとサ」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そして、朝になって起きようとしたところが、体の工合ぐあいがへんですぐには起きられなかった。しかし、十時から試験があるので努めて起きて、井戸辺いどばたへ顔を洗いに往った。
雀が森の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
窓の下は炭俵が口を開けたまま並べてある場処で、お源が木戸から井戸辺いどばたにゆくには是非このそばを通るのである。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)