“云分”の読み方と例文
読み方割合
いいぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これで断念あきらめるかと思いのほか、また翌年の夏船でやって来て、ひちくどく纏いつきますけん、お種も腹を立て、云分いいぶんつくる気なら勝手にしなされ
「と云うことが云えるなら、俺の方にだって云分いいぶんはある。人形はお前へ渡したはずだ、あの時サッサと逃げ帰ったら、こんな不態ぶざまには逢わなかったはずだ」
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
幸「左様そうだ、失礼な云分いいぶんだが、鰥夫おとこやもめなんとやらで万事所帯に損があるから、いのを見付けて持ちなさい」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)