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二三日前
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にさんちまえ
ふりがな文庫
“
二三日前
(
にさんちまえ
)” の例文
彼が手術のため一週間ばかり
家
(
うち
)
を
空
(
あ
)
けなければならないと云って、その訳をお延に話したのは、つい
二三日前
(
にさんちまえ
)
の事であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「近頃でもその地球の——何かを勉強しているんでございましょうか」「
二三日前
(
にさんちまえ
)
は首縊りの力学と云う研究の結果を理学協会で演説しました」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
二三日前
(
にさんちまえ
)
年始に行きましたら、門の内で下女と羽根を突いていましたから病気は全快したものと見えます」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
二三日前
(
にさんちまえ
)
からもうおいでだろうと思って、
心待
(
こころまち
)
に御待申しておりました」などと云って、眼の
縁
(
ふち
)
に
愛嬌
(
あいきょう
)
を
漂
(
ただ
)
よわせるところなどは、自分の妹よりも
品
(
ひん
)
の
良
(
い
)
いばかりでなく
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いいえ
大根卸
(
だいこおろし
)
を……あなた。坊や御父様がうまいものをやるからおいでてって、——たまに小供を可愛がってくれるかと思うとそんな馬鹿な事ばかりするんです。
二三日前
(
にさんちまえ
)
には中の娘を
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
そうして
二三日前
(
にさんちまえ
)
津田から受けた訪問などは、まるで忘れているような風をした。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼女は津田が病院へ入る時、彼に
入用
(
いりよう
)
の手荷物を
纏
(
まと
)
めるため、
二三日前
(
にさんちまえ
)
すでにそこを
捜
(
さが
)
したのである。彼女は残された封筒だの、
物指
(
ものさし
)
だの、会費の受取だのを見て、それをまた一々
鄭寧
(
ていねい
)
に
揃
(
そろ
)
えた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「君
二三日前
(
にさんちまえ
)
に
白井道也
(
しらいどうや
)
と云う人が来たぜ」
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“二三日”で始まる語句
二三日
二三日中