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乾干
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ひぼし
ふりがな文庫
“
乾干
(
ひぼし
)” の例文
「それで何とも言つて来ないのか。無けりや、
乾干
(
ひぼし
)
になつても食はずにゐるのか。何うしても変だな、不思議だな。」考へて
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
我
(
が
)
は愛を
八
(
や
)
つ
裂
(
ざき
)
にする。
面当
(
つらあて
)
はいくらもある。貧乏は恋を
乾干
(
ひぼし
)
にする。
富貴
(
ふうき
)
は恋を
贅沢
(
ぜいたく
)
にする。功名は恋を犠牲にする。我は未練な恋を踏みつける。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
併し考えで見ると、森山の旦那が、あそこの土地を売らながったのだって、ああして困ってのだって、俺等を
乾干
(
ひぼし
)
にしめえど思ってのごとなんだがらな。
黒い地帯
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
殺す気になれないと同じように、彼女だってまた亭主や子供の為めに
乾干
(
ひぼし
)
になると云うことは出来ないのだ
子をつれて
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
殺す氣になれないと同じやうに、彼女だつてまた亭主や子供の爲めに
乾干
(
ひぼし
)
になると云ふことは出來ないのだ
子をつれて
(旧字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
“乾”で始まる語句
乾
乾児
乾坤
乾分
乾物
乾燥
乾酪
乾坤一擲
乾草
乾枯