“乱闘”の読み方と例文
読み方割合
らんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この上乱闘らんとうをしてみたって、あの怪物には到底とうてい歯が立たないことをさとったからでしょう。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
空にっては雲にかくれた。——やがて、そのすばらしい雄姿をのあたりに見せてきたと思うと、伊那丸いなまると五人の男の乱闘らんとうのなかを、さっと二、三ど、地をかすってけりまわった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜露の野を蹴って乱闘らんとうは朝に及ぶ。源助町の勢は驚いたろう。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)