“主鷹司”の読み方と例文
読み方割合
たかづかさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
餌取とは言うまでもなく、主鷹司たかづかさに属して鷹や犬に喰わせる餌を取るを職とした雑戸で、なお徳川時代の鷹匠たかじょうに属する餌差えさしに相当するものである。
昔は高貴の御鷹狩を催される為に主鷹司たかづかさという役所があり、餌取はその主鷹司に付いている雑戸の類であった。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
餌差えざしは無論高尚な職業ではありませんが、そう穢多の様にも賤まれません。主鷹司たかづかさの餌取は昔は随分威張って、我儘をして、市人いちびとを困らせた事がありました。