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丸煮
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まるに
ふりがな文庫
“
丸煮
(
まるに
)” の例文
壇の
道教神
(
どうきょうじん
)
のまえには、
紅蝋燭
(
べにろうそく
)
赤々と燃え、金紙の
銭
(
ぜに
)
、色紙の馬、お花、線香、羊の
丸煮
(
まるに
)
などの供え物が、
種々
(
くさぐさ
)
、かざり立てられてある。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「こういう
霜腹気
(
しもばらけ
)
の日に、
泥鰌
(
どじょう
)
の
丸煮
(
まるに
)
かなんかで、熱燗をキュッとひっかけたら、さぞ
美味
(
びみ
)
なことであろう」
顎十郎捕物帳:17 初春狸合戦
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
豚肉の
串焼
(
くしやき
)
の中にも、
雉
(
きじ
)
の
肝
(
きも
)
の
揚物
(
あげもの
)
の中にも、
鯉
(
こい
)
の
丸煮
(
まるに
)
の中にも、その他いろんな見事な料理の中には、みな強い酒がまぜてありましたし、それを食べながら
天狗の鼻
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
こゝは此度新に建てし長方形の
仮屋
(
かりや
)
にて二列にテーブルを据ゑ、菓子の
塔
(
たふ
)
柿林檎の山、小豚の
丸煮
(
まるに
)
、魚、鳥の丸煮など、かず/\の珍味を並べ、テーブルの向ふには給仕ありて、客の為に皿を渡し
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
蜜柑
(
みかん
)
の
丸煮
(
まるに
)
春 第八十四 小児の衣服
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
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また花だの線香だの、さらに神仏の供え物には一番な
豪奢
(
ごうしゃ
)
とされている
丸煮
(
まるに
)
の豚の頭まで買って、持ちきれないほど抱えこんだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
煮
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
“丸煮”で始まる語句
丸煮玉子