“まるに”の漢字の書き方と例文
語句割合
丸煮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝは此度新に建てし長方形の仮屋かりやにて二列にテーブルを据ゑ、菓子のたふ柿林檎の山、小豚の丸煮まるに、魚、鳥の丸煮など、かず/\の珍味を並べ、テーブルの向ふには給仕ありて、客の為に皿を渡し
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
蜜柑みかん丸煮まるに 春 第八十四 小児の衣服
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
また花だの線香だの、さらに神仏の供え物には一番な豪奢ごうしゃとされている丸煮まるにの豚の頭まで買って、持ちきれないほど抱えこんだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)