“中頸城”の読み方と例文
読み方割合
なかくびき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越後も中頸城なかくびきの漁村には「いわしの年取り日」という珍しい名があるが、それからやや北へ行くと一般に、もとは「藤の花立て」といって、晴着をして山に行き藤の花を採って来て
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
きょうはお爺さんがひとり参詣にきて越後の国中頸城なかくびき郡何村とかの者だと名のってから
島守 (新字新仮名) / 中勘助(著)
ところが先年中頸城なかくびき板倉いたくら村大字横町の何右衛門とかいう者、これに眼を着けて十数名の人夫を引率し、この山に入って谷間に小屋を掛け日中は硫黄を採取し夜はこの小屋に集まって寝た。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)