じょう)” の例文
明智方にも、勇者は多かったが、奥田市之介、溝尾五左衛門、桜井新五、逸見木工允へんみもくのすけ、堀口三之じょう、磯野弾正だんじょう鳥山主殿助とりやまとのものすけなど、枕をならべて、討死をげてしまった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは右近うこんじょうで宰相中将の手もとに使っている男であった。
源氏物語:33 藤のうら葉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
官は下邳かひじょうですが、このたび王軍、黄巾の賊徒を諸州に討つと承って、手飼いの兵千五百を率い、いささか年来の恩沢にむくゆべく、官軍のお味方たらんとして馳せ参じた者であります。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ついて来ていた右近衛うこんえじょうに命じてさらに燃やさせた。
源氏物語:27 篝火 (新字新仮名) / 紫式部(著)