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世相
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せそう
ふりがな文庫
“
世相
(
せそう
)” の例文
いやいや、いつまた、知事が代って、再吟味されまいものではなし、また、今の
世相
(
せそう
)
はあてにもならぬ。こんな旧家を持ち支えるため、宋清も、あたら一生を
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ただ今自分の頭の中にごたごたしている
世相
(
せそう
)
とは、とても比較にならない。三四郎はあの時の印象をいつのまにか取り落していたのを恥ずかしく思った。すると
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その間の一年と二三か月の月日のことを清三は考えずにはおられなかった。その間はかれにとっては暗黒な時代でもあり、また複雑した
世相
(
せそう
)
にふれた時代でもあった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
この一年
有半
(
ゆうはん
)
の
歳月
(
さいげつ
)
に、そなたはいまの
世相
(
せそう
)
をよくながめ
得
(
え
)
たであろう。どうであった戦国の
浮世
(
うきよ
)
は。わけても
百姓
(
ひゃくしょう
)
町人
(
ちょうにん
)
——いやそれよりもっと貧しい
民
(
たみ
)
たちの
苦
(
くる
)
しみはどうであろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“世相”の意味
《名詞》
世相(せそう)
世間のありさま。
(出典:Wiktionary)
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
“世”で始まる語句
世
世界
世間
世話
世帯
世人
世辞
世嗣
世故
世子