“世相”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せそう80.0%
ぜそう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやいや、いつまた、知事が代って、再吟味されまいものではなし、また、今の世相せそうはあてにもならぬ。こんな旧家を持ち支えるため、宋清も、あたら一生を
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ただ今自分の頭の中にごたごたしている世相せそうとは、とても比較にならない。三四郎はあの時の印象をいつのまにか取り落していたのを恥ずかしく思った。すると
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どうしても、おれの差している助広すけひろさびになれと、三世相ぜそうに書いてあるような奴だ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)