不興ぶきよう)” の例文
お力の中座をしたるに不興ぶきようしてやかましかりし折から、店口にておやおかへりかの声を聞くより、客を置ざりに中坐するといふ法があるか、皈つたらば此処へ来い
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
下座敷したざしきはいまだにきやくさわぎはげしく、おりき中座ちうざをしたるに不興ぶきようしてやかましかりしおりから、店口みせぐちにておやおかへりかのこゑくより、きやくおきざりに中坐ちうざするといふはうがあるか、かへつたらば此處こゝ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)