不摂生ふせっせい)” の例文
旧字:不攝生
不摂生ふせっせいと心配で早老が目立っているのに比べて、お舟はまだ、木から取り立ての果実のように新鮮さが匂っておりました。
失望と空虚くうきょとさびしい生活とから起こった身体からだ不摂生ふせっせい、このごろでは何をする元気もなく、散歩にも出ず、雑誌も読まず、同僚との話もせず
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
そう言って母の不摂生ふせっせい加担人かとうどをいたします。それで母の病気は少しよくなると、またぶり返すのでした。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
……そう云う不摂生ふせっせいをやるから、君は正常な心の均衡きんこうを失ってしまうのだ。……石ノ上。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)