不少すくなからず)” の例文
しかるところ玉稿拝読致候いたしそうろう御句おんくの多き割合に佳句の少きは小生の遺憾とする所にして『日本』の俳句欄も投句のみを以てうず兼候かねそうろう場合も不少すくなからず候。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
非合理の事にて文学的には面白き事不少すくなからず候。生の写実と申すは、合理非合理事実非事実のいいにては無之候。油画師は必ず写生に依り候へども、それで神や妖怪ようかいやあられもなき事を面白く画き申候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
非合理のことにて文学的には面白きこと不少すくなからず候。生の写実と申すは合理非合理、事実非事実のいいにては無之候。油画師は必ず写生にり候えどもそれで神や妖怪ようかいやあられもなきことを面白く画き申候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)