“すくなからず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不少60.0%
不些少20.0%
不尠20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
非合理の事にて文学的には面白き事不少すくなからず候。生の写実と申すは、合理非合理事実非事実のいいにては無之候。油画師は必ず写生に依り候へども、それで神や妖怪ようかいやあられもなき事を面白く画き申候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
『大変な事になるんですね。』と自分は極めて洒々しやあしやあたるものである。尤も此お説法中は、時々失笑を禁じえなんだので、それを噛み殺すに不些少すくなからず骨を折つたが。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
不尠すくなからず、惘れたやうな熱のあるかんさんの考へに、もつと酷く惹き寄せられる氣がし
(旧字旧仮名) / 室生犀星(著)