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三角洲
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デルタ
ふりがな文庫
“
三角洲
(
デルタ
)” の例文
水牛が、
釣瓶縄
(
つるべなわ
)
を引くと、絞め殺されるような音を立てる。陽は落ちんとして、マハナディ
三角洲
(
デルタ
)
はくらい
靄
(
もや
)
のしたにあった。
一週一夜物語
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
が、これも
三角洲
(
デルタ
)
があるから、一方の岸には遠い時でも、
必
(
かならず
)
一方には草色が見える。いや、草色ばかりじゃない。水田の稲の
戦
(
そよ
)
ぎも見える。楊柳の水に生え入ったのも見える。
長江游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
むかし大川の河口の
三角洲
(
デルタ
)
があったのを埋立てた土地で、母の若い時分は芝居小屋があったり、楊弓店があったり、かなりな盛り場だったそうですが、今は全く普通の住家町になって
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
川は大きな
三角洲
(
デルタ
)
をなして、街道は右岸を、北のサマーデン Samaden へむかうのであるが、線路はそれを対岸にして、フールン Fulun, 1913m. の裾でぐるっと廻って
スウィス日記
(新字新仮名)
/
辻村伊助
(著)
三角洲
(
デルタ
)
の
樟
(
くす
)
の森に降りる 枯れた梢に
閒花集
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
▼ もっと見る
三角洲
(
デルタ
)
は嗤ふ。
希臘十字
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
この亀島町辺も三百年位前は海の浅瀬だったのを、神田明神のある神田山の台を崩して、その土で埋めて慥えたものである。それより七八十年前は浅草なぞは今の
佃島
(
つくだじま
)
のように
三角洲
(
デルタ
)
だった。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
“三角洲”の意味
《名詞》
河川の水流により運ばれた砂や泥が河口に三角形や扇状に堆積したもの。
(出典:Wiktionary)
“三角洲(
三角州
)”の解説
三角州(さんかくす、三角洲とも、en: links=no)とは、河口付近において、河川によって運ばれた物質が堆積することにより形成された地形である。河口において河川流が分流し、枝分かれした分流路と海岸線のなす形がギリシア文字のデルタ(Δ)に似ていることから、デルタとも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
洲
漢検準1級
部首:⽔
9画
“三角”で始まる語句
三角
三角形
三角州
三角標
三角帆
三角琴
三角帽
三角岳
三角巾
三角星