三十六戸さんじゆうろつこ)” の例文
このむら半農半漁はんのうはんりよう小部落しようぶらくであるが、地震ぢしん當日とうじつ丁度ちようど蠶兒掃立さんじはきたてあたり、暖室用だんしつよう炭火すみびもちひてゐたいへおほく、そのうち三十六戸さんじゆうろつこからはけむりし、つひ三戸さんこだけはあがるにいたつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)