三伏みつぶせ)” の例文
箭箆または箭簳やみきともいう竹のつくり方にはいろいろ作法がある、十二そく、あるいは十三束三伏みつぶせなどといって、こぶしひと握りをそくとよんで長さをきめる、そしてみきには節が三つあるのがきまりで
日本婦道記:箭竹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
くだんの五人張に十五束三伏みつぶせ、忘るゝばかり引きしぼりて、眉間みけんの真中をぞ射たりける、その手答へ鉄を射るやうに聞えて、筈を返してぞ立たざりける、秀郷一の矢を射損じて安からず思ひければ