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万創膏
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ばんそうこう
ふりがな文庫
“
万創膏
(
ばんそうこう
)” の例文
色の黒い、背の高い、骨格の逞しい肥った男で、眉の間と鼻の頭に五分角ぐらいの
万創膏
(
ばんそうこう
)
を二つ貼っていたので、店員は最初何がなしに柔道の先生と思っていた。
二重心臓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
お千代は晴着をつけたまま殺されていた。
矢張
(
やは
)
り心臓には短刀がプスリと突きたてられ、警視庁で眼をつけていた
万創膏
(
ばんそうこう
)
も肩のあたりに発見せられた。すべて同一手法の殺人である。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
活栓
(
かっせん
)
と針を手早く添えて、中味の液体をシーソー式に動かすと、薬の残りを箱の中の瓶に返して、右手にアルコールを
涵
(
ひた
)
した脱脂綿と、
万創膏
(
ばんそうこう
)
を持ちながら薬局を出て来た。
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
それは第二の犠牲者たるふみ子の肩のところに貼ってある
万創膏
(
ばんそうこう
)
について
生前
(
せいぜん
)
ふみ子が、おできが出来たとか、傷が出来たとか言っていなかったかという質問である。鈴江は知らないと答えた。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ナカナカ重役の仕込みがいいな貴様は……チャッカリしている。それは
硼酸軟膏
(
ほうさんなんこう
)
と
万創膏
(
ばんそうこう
)
と脱脂綿だ。薬屋に持って行けばわかる。早く行け、この奥さんの鼻の頭に附けるんだ」
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
ふみ子の首の
万創膏
(
ばんそうこう
)
をとって見たが、穴が相当深くあいていた。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
万
常用漢字
小2
部首:⼀
3画
創
常用漢字
小6
部首:⼑
12画
膏
漢検準1級
部首:⾁
14画
“万”で始まる語句
万
万一
万歳
万事
万年青
万更
万斛
万々
万屋
万端