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一木
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いちぼく
ふりがな文庫
“
一木
(
いちぼく
)” の例文
梅の
外
(
ほか
)
には
一木
(
いちぼく
)
無く、
処々
(
ところどころ
)
の乱石の低く
横
(
よこた
)
はるのみにて、地は
坦
(
たひらか
)
に
氈
(
せん
)
を
鋪
(
し
)
きたるやうの
芝生
(
しばふ
)
の園の
中
(
うち
)
を、玉の砕けて
迸
(
ほとばし
)
り、
練
(
ねりぎぬ
)
の裂けて
飜
(
ひるがへ
)
る如き早瀬の流ありて横さまに貫けり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
一木
(
いちぼく
)
何十両、
一石
(
いっせき
)
数百両なぞという——無論いまより運搬費にかかりはしたであろうが
贅沢
(
ぜいたく
)
を競った。その地面に
苔
(
こけ
)
をつけるには下町の焼土では、深山、または幽谷の
風趣
(
おもむき
)
を求めることは出来ない。
旧聞日本橋:13 お墓のすげかえ
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
かくのごとき秋の寂しさわれ愛す枯木
一木
(
いちぼく
)
幽かに光る
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“一木”で始まる語句
一木櫨
一木作
一木檞
一木一石
一木権兵衛