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イツトキ
ふりがな文庫
“
一時
(
イツトキ
)” の例文
一時
(
イツトキ
)
たゝぬ中に、
婢女
(
メヤツコ
)
ばかりでなく、自身たちも、田におりたつたと見えて、泥だらけになつて、若人たち十數人は戻つて來た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
あけ
一時
(
イツトキ
)
蝿の唸りのいちじるく、
頭
(
ヅ
)
上をうづめ 黒々のぼる
鵠が音:01 鵠が音
(新字旧仮名)
/
折口春洋
(著)
一時
(
イツトキ
)
たゝぬ中に、
婢女
(
メヤツコ
)
ばかりでなく、自身たちも、田におりたつたと見えて、泥だらけになつて、若人たち十数人は戻つて来た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
また
一時
(
イツトキ
)
、
盧堂
(
イホリドウ
)
を𢌞つて、音するものもなかつた。日は段々
闌
(
タ
)
けて、
小晝
(
コビル
)
の
温
(
ヌク
)
みが、ほの暗い郎女の居處にも、ほつとりと感じられて來た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
また
一時
(
イツトキ
)
、
廬堂
(
イホリダウ
)
を𢌞つて、音するものもなかつた。日は段々
闌
(
タ
)
けて、
小晝
(
コビル
)
の
温
(
ヌク
)
みが、ほの暗い郎女の居處にも、ほつとりと感じられて來た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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また
一時
(
イツトキ
)
、
廬堂
(
イホリダウ
)
を廻つて、音するものもなかつた。日は段々
闌
(
タ
)
けて、
小昼
(
コビル
)
の
温
(
ヌク
)
みが、ほの暗い郎女の居処にも、ほつとりと感じられて来た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
一時
(
イツトキ
)
上﨟
(
じょうろう
)
などと言って、女の神人を、祭りのために、臨時に民家から択び出すような風が、方々にあったことを思えば、神
来
(
きた
)
って、家々を訪問する夜には
最古日本の女性生活の根柢
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
風が唸つて過ぎたと思ふと、其高い隙から、どつと吹き込んで來た。ばら/″\落ちかゝるのは、煤がこぼれるのだらう。明王の前の灯が、
一時
(
イツトキ
)
かつと明るくなつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其上、当時まだ、村の君など言ふ頭分を考へなかつた時代の記憶を止めて居た地方では、成年式を経た若者たちが「
一時
(
イツトキ
)
神主」として、神にも扮し、呪言をも唱へた。
国文学の発生(第二稿)
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
風が
唸
(
ウナ
)
つて過ぎたと思ふと、其高い
隙
(
スキ
)
から、どつと吹き込んで来た。ばら/″\落ちかゝるのは、
煤
(
スス
)
がこぼれるのだらう。明王の前の灯が、
一時
(
イツトキ
)
かつと明るくなつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
風が唸つて過ぎたと思ふと、其高い隙から、どつと吹き込んで來た。ばら/″\落ちかゝるのは、煤がこぼれるのだらう。明王の前の灯が、
一時
(
イツトキ
)
かつと、明るくなつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
一時
(
イツトキ
)
上﨟などゝ言つて、女の神人を、祭りの為に、臨時に民家から択び出す様な風が、方々にあつた事を思へば、神来つて、家々を訪問する夜には、所謂「女の家」が実現せられたのであつた。
最古日本の女性生活の根柢
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
あけ
一時
(
イツトキ
)
蝿の唸りのいちじるく、
頭
(
ヅ
)
上をうづめ 黒々のぼる
鵠が音:02 島の消息
(新字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“一時”で始まる語句
一時間
一時颪
一時凌
一時雨
一時餘
一時代
一時余
一時頃
一時性
一時脱