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一括
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ひとから
ふりがな文庫
“
一括
(
ひとから
)” の例文
「鍋、米、塩、味噌。……酒もすこしありたいな、何でもよい、
厨
(
くりや
)
にある食い物を
一括
(
ひとから
)
げにして持って来ておくれ。杖に差して、二人で
担
(
かつ
)
いで行こう」
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
火のそばを離れ難く、そこであたりながら、頭巾や
膝行袴
(
たっつけ
)
を脱ぎすてた日本左衛門は、それを
一括
(
ひとから
)
げにして
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また、三斎公様の御恩にこたえて、
不惜身命
(
ふしゃくしんみょう
)
の御奉公をなさる覚悟でもなければならぬこと、お救い米のような、六人
一括
(
ひとから
)
げの扶持はそれゆえおうけいたされぬ。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
苅安
(
かりやす
)
、
長比
(
たけくらべ
)
、長亭軒の城など——
一括
(
ひとから
)
げに、はや落去いたし、敵将樋口三郎兵衛以下、一名も余さず、お味方に
降
(
くだ
)
し、それがしが手勢のうちに従えて参りましたれば、はや後には御懸念なく」
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
括
常用漢字
中学
部首:⼿
9画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥