一同みなみな)” の例文
これより一同みなみな励み勤め昨日に変る身のこなし、一をきいては三まで働き、二と云われしには四まで動けば、のっそり片腕の用を欠いてかえって多くの腕を得つ日々にちにち工事しごと捗取はかど
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
赤坂の方も何ぞかわり候事も無之これなく先日より逗子ずしの別荘の方へ一同みなみなまいり加藤家も皆々興津おきつの方へまいり東京はさびしきことに相成り参らせ候 いくも一緒に逗子にまかり越し無事相つとめおり参らせ候 御伝言おんことづけの趣申しつかわし候ところ当人も涙を
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)