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一世
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いっせ
ふりがな文庫
“
一世
(
いっせ
)” の例文
円朝
(
えんちょう
)
の
後
(
のち
)
に円朝は出なかった。
吉原
(
よしわら
)
は大江戸の昔よりも更に一層の繁栄を極め、
金瓶大黒
(
きんぺいだいこく
)
の三名妓の噂が
一世
(
いっせ
)
の語り草となった位である。
銀座
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それじゃおかみさんご機嫌よう、二度と忠太郎は参りやしません——
愚痴
(
ぐち
)
をいうじゃねえけれど、夫婦は
二世
(
にせ
)
、親子は
一世
(
いっせ
)
と、だれが云い出したか、身に沁みらあ。
瞼の母
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
「
御意
(
ぎょい
)
のままに何なりと、トシ子さんとあなたの結婚式に
一世
(
いっせ
)
一代の
余興
(
よきょう
)
でもやりますよ」
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この歌は、平安朝に
艶名
(
えんめい
)
一世
(
いっせ
)
を
圧
(
あっ
)
した、
田
(
た
)
かりける
童
(
わらべ
)
に
襖
(
あお
)
をかりて、あをかりしより思ひそめてき、とあこがれた
情
(
なさけ
)
に感じて、奥へと言ひて呼び入れけるとなむ……
名媛
(
めいえん
)
の作と思う。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
円朝の後に円朝は出なかった。吉原は大江戸の昔よりも更に一層の繁栄を極め、
金瓶大黒
(
きんぺいだいこく
)
の三名妓の噂さが
一世
(
いっせ
)
の語り草となった位である。
銀座界隈
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“一世”の意味
《名詞》
(いっせ)仏教で過去、現在、未来の三世のうちの一つ。
(いっせ、いっせい、ひとよ)一生。
(いっせ、いっせい)一代。
(いっせい)初代。一代目。
(いっせい)その時代。ある時期。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“一世”で始まる語句
一世一代
一世帯