“ステエション”の漢字の書き方と例文
ひらがな:すてえしょん
語句割合
停車場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
停車場ステエションかたを見ながら言つた、媼がしよぼ/\した目は、うやつて遠方のものにこすりつけるまでにしなければ、見えぬのであらう。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
今朝けさから御心配あそばして、停車場ステエションまで様子を見がてら電報を掛けに行くと有仰おつしやいまして、それでお出ましに成つたので御座います
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
停車場ステエション前で饂飩うどんで飲んだ、臓腑ぞうふ宛然さながら蚯蚓みみずのやうな、しツこしのない江戸児擬えどっこまがいが、うして腹なんぞ立てるものかい。ふん、だらしやない。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)