“をだゐ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ヲダヰ
語句割合
小田井100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此度このたび上京に付信州小田井をだゐ宿旅宿の處其領分高田村名主傳吉と申者此度無實のつみにて死罪しざい相決あひけつし既に日限り定り候由右傳吉妻專と申者愁訴しうそ有之近年御領奉行代官に依怙えこ取計とりはからひ有て非義成儀ひぎなるぎ多き由上聞じやうぶんに達し此度道中だうちう愁訴しうそあらば取上申べき樣嚴命げんめい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
りてすぐに碓氷の馬車鐵道に乘れば一人前四十錢にて五時頃までには輕井澤へ着きまた直ちに信越の鐵道に乘れば追分より先の宿しゆく小田井をだゐ停車塲ステーシヨン御代田みよだといふ)まで行くべきなれど其處そこが四天王ともいはるゝ豪傑鐵道馬車より歩いて早く着いて見せんとしかも舊道の峠を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
思へば水の流れもまた雨と枕に傳へて詫し夜はおそく明けぬ今日は輕井澤より越後直江津まで通る信越鐵道とかいふ鐵道に乘り追分驛の先小田井をだゐといふまで至らんと朝立出れば此ほとりは淺間の麓の廣野ひろのにて停車塲まで行く間灰の如き土にて草も短かし四方よもの山々に雉子きじ鶯の聲野には雲雀ひばり所得顏ところえがほなる耳も目も榮耀を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)