“わたしぶね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渡船84.2%
渡舟15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
更に岸をくだつて水上すゐじやううかかもめと共にゆるやかな波にられつゝむかうの岸に達する渡船わたしぶねの愉快を容易に了解する事が出来るであらう。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
一日のはげしい勞働につかれて、機械が吐くやうな、重つくるしい煙りが、石川島いしかはじまの工場の烟突から立昇つてゐる。つくだから出た渡船わたしぶねには、職工しよくこうが多く乘つてゐる。
佃のわたし (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
「そして渡舟わたしぶねまでご一緒にまいりましょう。」
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)