“ろじゅく”の漢字の書き方と例文
語句割合
露宿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てられたお人形にんぎょうは、一晩ひとばん、ものさびしい野原のはらなかで、露宿ろじゅくしました。あらしおとをきいておそれていました。気味悪きみわるひか星影ほしかげておののいていました。
風の寒い世の中へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
私が楊家屯ようかとん露宿ろじゅくしたゆうべよいの間は例の蛙どもが破れたしょうを吹くような声を遠慮なく張上げて、私の安眠を散々に妨害したが、夜の更けるに随ってその声も漸く断えた。今夜は風の生暖い夜であった。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
この夜はボートを岸につないで三人は露宿ろじゅくした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)