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らんぐいば
ふりがな文庫
“らんぐいば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
乱杭歯
87.5%
乱杙歯
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乱杭歯
(逆引き)
追従笑
(
ついしょうわら
)
いの大口を開くと歯茎が鼻の上まで
開
(
はだ
)
けて、
鉄漿
(
おはぐろ
)
の
兀
(
は
)
げた
乱杭歯
(
らんぐいば
)
の間から
咽喉
(
のど
)
が見える。
怯
(
おび
)
えたもんですぜ。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
躯は骨ばかりのように
痩
(
や
)
せて、落ちくぼんだ眼ばかりが大きく、
月代
(
さかやき
)
の伸びた灰色の髪はまばらで、まくれあがった上唇の下に、大きな
乱杭歯
(
らんぐいば
)
がむきだされていた。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
らんぐいば(乱杭歯)の例文をもっと
(14作品)
見る
乱杙歯
(逆引き)
なぞと挨拶にでも云う者が居るとオナリ婆さんは、きまり切って
乱杙歯
(
らんぐいば
)
を
剥出
(
むきだ
)
してイヤな笑い方をした。片足を敷居の外に出しながら、すこし勢込んで振返った。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
と見たとき、きたない
乱杙歯
(
らんぐいば
)
をむき出して
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
その幸福を
攪乱
(
かきみだ
)
し、冷笑し、罵倒し、その幻想の全体を極めて不愉快な、索然たるものにしてしまうのはマユミの父親の頑固な恰好をした
禿頭
(
とくとう
)
と、母親の
狼
(
おおかみ
)
みたような
乱杙歯
(
らんぐいば
)
の笑い顔であった。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
らんぐいば(乱杙歯)の例文をもっと
(2作品)
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