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乱杙歯
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らんぐいば
ふりがな文庫
“
乱杙歯
(
らんぐいば
)” の例文
なぞと挨拶にでも云う者が居るとオナリ婆さんは、きまり切って
乱杙歯
(
らんぐいば
)
を
剥出
(
むきだ
)
してイヤな笑い方をした。片足を敷居の外に出しながら、すこし勢込んで振返った。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
と見たとき、きたない
乱杙歯
(
らんぐいば
)
をむき出して
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
その幸福を
攪乱
(
かきみだ
)
し、冷笑し、罵倒し、その幻想の全体を極めて不愉快な、索然たるものにしてしまうのはマユミの父親の頑固な恰好をした
禿頭
(
とくとう
)
と、母親の
狼
(
おおかみ
)
みたような
乱杙歯
(
らんぐいば
)
の笑い顔であった。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
杙
漢検1級
部首:⽊
7画
歯
常用漢字
小3
部首:⽌
12画
“乱杙”で始まる語句
乱杙