“らいざんばり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
來山張50.0%
来山張50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つたふ……孫右衞門まごゑもんづけた小父をぢさんが、獨酌どくしやく醉醒よひざめに、がねたをくびあげてさむさかな、と來山張らいざんばり屏風越びやうぶごしに、魂消たまげくびしてのぞいたとく。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
伝え言う……孫右衛門まごえもんと名づけた気のい小父さんが、独酌どくしゃく酔醒よいざめに、我がねたを首あげて見る寒さかな、と来山張らいざんばりの屏風越しに、魂消たまげた首を出してのぞいたと聞く。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)