“やりそこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
失敗50.0%
遣傷25.0%
遣損25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(永見はその後参謀部の有数な秀才と歌われていたが、惜しい事に大尉で若死わかじにしてしまった。福島大将と同時代であったそうだ。)二葉亭は運悪く最初の首途かどで失敗やりそこなってしまったが
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
トヾの詰り遣傷やりそこなっても自身独立の主義に妨げのない限りは颯々さっさつります。例えば慶應義塾を開いて何十年来様々変化は多い。時としては生徒の減ることもあればふえることもある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
勝負は時の運にる、負けても恥かしいことはない、議論があたらなかっても構わないが、遣傷やりそこなったらその身の不運と諦らめて、山に引込ひきこむか、寺の坊主にでもなって、生涯を送ればいと思えども
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
万一お前が、あの大学生に引かされてこの計劃を遣損やりそこなうようなことがあったら、俺はあの大学生とお前を縛って、お前のうちの裏庭の古井戸に生きながら投げ込む準備をしていることを忘れるな。
継子 (新字新仮名) / 夢野久作(著)