“やすうり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
安賣50.0%
廉売50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はじめ、がばり/\はゆき安賣やすうりかぎりしなるが、次第しだい何事なにごとにももちゐられて、投賣なげうり棄賣すてうり、見切賣みきりうりの場合ばあひとなると、瀬戸物屋せとものや呉服店ごふくみせふだをたてて、がばり/\。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
『うまい/\、本物ほんものぢや、よし、よし、あんまり安賣やすうりをすな。』とばかりをどらして
「なるほど、それで、おはなしの筋は呑みこめました。では、町奉行所にお願いを立て、貧民への施米せまい、破格の廉売やすうりというのも、まことのことでござりますな?」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
と申して酒が貰いたいという訳ではないが、貴公は村方の帳元へ一言のはなしもなく、勝手次第にぬすんで来るか知らねえが、方外ほうがい廉売やすうりをするので、村方の商人あきゅうど一同迷惑を致してるくらいだから