廉売やすうり)” の例文
「なるほど、それで、おはなしの筋は呑みこめました。では、町奉行所にお願いを立て、貧民への施米せまい、破格の廉売やすうりというのも、まことのことでござりますな?」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
と申して酒が貰いたいという訳ではないが、貴公は村方の帳元へ一言のはなしもなく、勝手次第にぬすんで来るか知らねえが、方外ほうがい廉売やすうりをするので、村方の商人あきゅうど一同迷惑を致してるくらいだから