“めいきょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
明鏡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿昔青雲志、蹉跎白髪年、誰明鏡裏、形影自相憐宿昔しゅくせき 青雲せいうんこころざし蹉跎さたす 白髪はくはつとし。誰か知る明鏡めいきょううち形影けいえいみずかあいあわれむ〕とはこれ人口に膾炙かいしゃする唐詩なり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
声とともに、忍んでいる源三郎の手もとあたりに、ピカッ! ピカッ! と光のざわめくのが一同の眼を射るのは、明鏡めいきょうのようにぎすました刀に、うす暗い燭台の灯が、映ろうのらしい。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そのうしろに光っているいちめんの明鏡めいきょう余呉よごの湖水と思われる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)