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まんえつ
ふりがな文庫
“まんえつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
満悦
80.0%
滿悦
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
満悦
(逆引き)
その時彼は痴川殺害の事実に
就
(
つい
)
ては実は
殆
(
ほと
)
んど考えてはいなかった。ただ彼はこの手紙を受け取った痴川の狂暴な混乱を思い浮べるだけで
満悦
(
まんえつ
)
を感じていた。数日が流れた。無論返書は来なかった。
小さな部屋
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
ともあれ信雄は
満悦
(
まんえつ
)
して清洲へ帰った。
匹夫
(
ひっぷ
)
がほくほくした時のような
体
(
てい
)
であった。が、小心な彼はその姿にまで、終始うしろめたいような
蔭
(
かげ
)
を持っていた。秀吉の眼を極度に
憚
(
はばか
)
っていたものらしい。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まんえつ(満悦)の例文をもっと
(8作品)
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滿悦
(逆引き)
ガラツ八と
異名
(
いみやう
)
で呼ばれる八五郎は、さういひ乍らも湧き上がつて來る
滿悦
(
まんえつ
)
を噛み殺すやうに、ニヤリニヤリと長んがい
頤
(
あご
)
を撫で廻すのでした。
銭形平次捕物控:157 娘の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
見られ
澘々
(
はら/\
)
と
落涙
(
らくるゐ
)
せられ此方はよき家來を持て
滿悦
(
まんえつ
)
に思ふなり三人の
忠節
(
ちうせつ
)
心體見えて忝けなし去りながら我深き存意も有れば
密
(
ひそ
)
かに申聞すべし近ふ/\と三人を
側近
(
そばちか
)
くこそ進ませたり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
まんえつ(滿悦)の例文をもっと
(2作品)
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