“まるがお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
円顔75.0%
丸顔20.8%
圓顔4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長い顔にも円顔まるがおにもそれぞれに特長があります。そしてそれらは皆それぞれに美人の資格となることが出来ると思います。
朝顔日記の深雪と淀君 (新字新仮名) / 上村松園(著)
なにか仕事しごとがあって、一人ひとりおくれたのか、普通ふつうむすめさんのようなふうをした丸顔まるがお少女しょうじょが、よこぐちから、たのでありました。正吉しょうきちは、その少女しょうじょめた。
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
圓顔まるがおの、色の白い、小太りに太った、三十前後のお茶坊主で、くり/\とした大きな眼をびっくりしたように見張って、へんに生真面目きまじめに取りつくろっている表情が
此の夫人の容貌もやはりそうであって、ところ/″\げかゝった、色のめた胡粉ごふんの塗ってある頬のあたりをつめると、圓顔まるがおの、ゆったりとした肉づきにも拘わらず、全く生気を缺いている。