“またたび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
股旅50.0%
天蓼20.0%
木蓼20.0%
又旅10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先刻までの俺だったら、一緒にまた高飛びの、股旅またたびかけた草鞋わらじ穿けと、いうところだが左様そうはいわねえ、お袋さん、何とか法がござんすか。
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
佐藤成裕の『中陵漫録』二に虎狗を好み狗赤小豆あずきを好み猫天蓼またたびを好み狐焼鼠を好みしょうじょう桃を好み鼠蕎麦そばを好み雉子きじ胡麻を好み
冬の宿しゆく屋内やぬち暗きに人居りて木蓼またたびむかひそと木蓼またたび
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かめ「おかめさんもないもんだ、旦那此の婆さんがおえいを勾引かどわかした又旅またたびのおかくという悪婆あくばゝあでございますよ、本当に比丘尼になって、斯様こんな処にかくれているとはちっとも知らなかった」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)