“ますみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真澄53.8%
十寸見23.1%
十寸7.7%
眞澄7.7%
真隅7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五月四日という夏も初め頃の真澄ますみの空に、ばくばくたる馬けむりや炎が立ったのを見て、坂東平野に住む、多分に原始的性格をもつ人間たちが
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桜川由次郎、鳥羽屋小三次、十寸見ますみ和十、乾坤坊けんこんぼう良斎、岩窪いわくぼ北渓、尾の丸小兼こかね竹内ちくない三竺さんちく、喜斎等がその主なるものである。由次郎は後に吉原に遷って二代目善孝ぜんこうと云った。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「河東節の水調子 〽二人が結ぶ白露を、眼もとで拾うのべ紙の——などとのどをころがして、十寸ますみ蘭洲とどっちがうまい? などと云っている俺の方が仁にあうと云うのだろう」
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
眞澄ますみいまのしづけさに
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
真隅ますみ、熖をいて
しやうりの歌 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)