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まえやま
ふりがな文庫
“まえやま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
前山
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前山
(逆引き)
その上に
前山
(
まえやま
)
、すこし東に
方
(
あた
)
って
朝熊
(
あさま
)
山が見え、それを繋ぐ山と山との肩の間から、
群山
(
ぐんざん
)
を
睥睨
(
へいげい
)
するように、
突兀
(
とっこつ
)
として、剣のような一峰が望まれた。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
先づ
大網
(
おほあみ
)
の湯を
過
(
すぐ
)
れば、
根本山
(
ねもとやま
)
、
魚止滝
(
うおどめのたき
)
、
児
(
ちご
)
ヶ
淵
(
ふち
)
、
左靱
(
ひだりうつぼ
)
の険は
古
(
ふ
)
りて、
白雲洞
(
はくうんどう
)
は
朗
(
ほがらか
)
に、
布滝
(
ぬのだき
)
、
竜
(
りゆう
)
ヶ
鼻
(
はな
)
、
材木石
(
ざいもくいし
)
、
五色石
(
ごしきせき
)
、
船岩
(
ふないわ
)
なんどと
眺行
(
ながめゆ
)
けば、
鳥井戸
(
とりいど
)
、
前山
(
まえやま
)
の
翠衣
(
みどりころも
)
に染みて、
福渡
(
ふくわた
)
の里に
入
(
い
)
るなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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