“ほくそゑ”の漢字の書き方と例文
語句割合
北叟笑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
シャクに含む所のある長老達は北叟笑ほくそゑんだ。部落にとつて有害無用と一同から認められた者は、協議の上で之を處分することが出來るのである。
狐憑 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
悪心むらむらとおこり、介抱もせず、呼びもけで、わざ灯火ともしびほのかにし、「かくてはが眼にも……」と北叟笑ほくそゑみつゝ、しのびやかに立出たちいで、主人あるじねや走行はしりゆきて、酔臥ゑひふしたるを揺覚ゆりさまし
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
おぼえてるか、やみばんを、』と北叟笑ほくそゑみしたほゝくらい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)