“ほうとうざんまい”の漢字の書き方と例文
語句割合
放蕩三昧100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始終うちを外の放蕩三昧ほうとうざんまい、あわれなかないを一人残して家事の事などはさら頓着とんじゃくしない、たまに帰宅すれば、言語もののいいざま箸のろしさてはしゃくの仕方がるいとか、琴を弾くのが気にくわぬとか
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
それから自分の放蕩三昧ほうとうざんまいの巻——自慢にもなるまいが、まあ一種の懺悔ざんげかね
これまでは何の気もなく母親からもまた伯父自身の口からも度々たびたび聞かされていた伯父が放蕩三昧ほうとうざんまいの経歴が恋の苦痛を知りめた長吉の心にはすべて新しい何かの意味を以て解釈されはじめた。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)