“ほうたく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飽託37.5%
宝沢12.5%
宝鐸12.5%
彭沢12.5%
方宅12.5%
方沢12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肥後飽託ほうたく郡島崎村大字島崎に遠矢塚がある。田中に島のごとく見える小丘である。一名中島。昔遠矢を試した処という。備前赤磐郡葛城村大字国ヶ原には字矢井塚がある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「それ、宝沢ほうたくと、そこに書いてあるの」
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
不弥うみの国から一人の偵察兵が奴国なこくの宮へ帰って来た。彼は、韓土かんどから新羅しらぎの船が、宝鐸ほうたくと銅剣とを載せて不弥の宮へ来ることを報告した。長羅ながらは直ちに出兵の準備を兵部ひょうぶ宿禰すくねに促した。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
宋の紹興しょうこう二十四年六月、江州彭沢ほうたくの丞を勤める沈持要ちんじようという人が、官命で臨江へゆく途中、湖口ここう県を去る六十里の化成寺かせいじという寺に泊まった。
上は天文下は地理、武芸十八般伊尹いいん両道、陰陽の原理人相手相、占術せんじゅつ禁厭まじない方宅ほうたくから、仏教儒教神道に及び、兵法ではくすのき流、究めていないものはない。そういう俺だ。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「地は万物の母であって、人畜魚虫山川草木、これに産れこれに死し、王者の最も尊敬するもの、冬至の日をもって方沢ほうたくに祭ると、こう書物で読みましたが」
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)