“紹興”の読み方と例文
読み方割合
しょうこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宋の紹興しょうこう十年、両淮りょうわい地方の兵乱がようやく鎮定したので、兵を避けて江南に渡っていた人びともだんだんに故郷へ立ち戻ることになった。
僕は浙江省せっこうしょう紹興しょうこうに生れ、あの辺は東洋のヴェニスと呼ばれて、近くには有名な西湖もあり、外国の人がたいへん多くやって来て、口々に絶讃するのですが、僕たちから見ると、あの風景には
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
その翌年になって、賊は紹興しょうこう地方で捕われて、逐一ちくいちその罪状を自白したが、かれは案外の小男であった。彼は当夜の顛末についてこう語った。