“ふんばり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
娼婦50.0%
踏張50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かねてうわさの、宿場しゅくば娼婦ふんばりと寝たんべい。唯おくものかと、その奥様ちゅうがや、梅雨つゆぶりのやみ夜中よなかに、満水の泥浪どろなみを打つ橋げたさ、すれすれの鉄橋を伝ってよ、いや、四つ這いでよ。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
揚句あげくはて踏張ふんばりせんが一度にどっと抜けて、堪忍かんにんの陣立が総崩そうくずれとなった。その晩にとうとう生家を飛び出してしまったのである。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)