“ふて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
84.0%
不貞14.8%
不逞1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それぢや錢形の、この娘にきつと泥を吐かせるから待つて居て貰はうか。飛んだ可愛いらしい顏をしてゐるが、ふてえ阿魔だ。さア歩けツ」
うしろ姿に手を合わせながらさんざん不貞ふてくされを見せたあげく、ああしたいい争いの末、とうとう若いひたむきな栄三郎を怒らせたものの
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
えて叫ぶその大胆さをとどめるものも無いのだ。取りかえしがつかないまで喋ってしまったと気づいたとき、なアに構うものか、そういう不逞ふてぶてしさで、投げた石の手答えを待っていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)