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ふじたとうこ
ふりがな文庫
“ふじたとうこ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
藤田東湖
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤田東湖
(逆引き)
弘庵は
夙
(
はや
)
くより水戸の家臣
藤田東湖
(
ふじたとうこ
)
と親しく交っていたので、水戸前中納言は東湖に命じて海防に関する意見を弘庵に問わしめた。弘庵の声名は当時東都の学者中最
嘖々
(
さくさく
)
としていた故である。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
〔評〕南洲
弱冠
(
じやくくわん
)
の時、
藤田東湖
(
ふじたとうこ
)
に
謁
(
えつ
)
す、東湖は
重瞳子
(
ちやうどうし
)
、
躯幹
(
くかん
)
魁傑
(
くわいけつ
)
にして、
黄麻
(
わうま
)
の
外套
(
ぐわいとう
)
を
被
(
き
)
、
朱室
(
しゆざや
)
の
長劒
(
ちやうけん
)
を
佩
(
さ
)
して南洲を
邀
(
むか
)
ふ。南洲一見して
瞿然
(
くぜん
)
たり。乃ち室内に入る、一大白を
屬
(
ぞく
)
して
酒
(
さけ
)
を
侑
(
すゝ
)
めらる。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
それまで御隠居を動かして
鎖攘
(
さじょう
)
の説を唱えた二人の幕僚、
藤田東湖
(
ふじたとうこ
)
、
戸田蓬軒
(
とだほうけん
)
なども
遠見
(
とおみ
)
のきく御隠居の見識に服して、自分らの説を改めるようになった。そこへ安政の大地震が来た。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
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